歯周病の夕べ

 6年ごとに行われる「歯科疾患実態調査」(2011年)によると、30~50歳代男女の8割以上が軽度も含めた歯周病にかかっているという結果がでています。歯周病はとても多くの人がかかっている病気です。
 歯周病は自覚症状がほとんどないことが特徴のひとつですので、気が付かないまま進行していきます。なにもしなければ歯やあごの骨を失うことになりますし、糖尿病や心臓疾患への影響も大きくなり、こんどは口の中だけの問題ではすまなくなります。 歯周病は歯茎の血管を通して全身とつながっていますので、他の疾患との関連を無視することはできません。
 確固たるエビデンスに基づいた歯周病治療が日本に紹介されてからまだ40年弱しか経っていません。ここでは歯周病治療をはじめ、歯周病そのものについても最新の見地を含めて示していきたいと思います。

歯周病とは ・歯周病のはじまり ・歯周病のすがた
歯周病の特徴 ・歯周病の特徴 歯周病の進行
歯周病の治療 歯周治療の原則 歯周治療の流れ
歯周病の管理 管理の必要性 管理方法
歯周病のリスク 様々なリスク リスクとの関係